出発点と目指すもの

「汝自身を知れ」との箴言に自然科学的方法によって答えることはできるでしょうか?

過去の経験を振り返り不確定な未来に思いをはせるヒトの能力の起源をたどることはできるでしょうか?

私達は、記憶と思考の大脳メカニズムの神経科学的研究をつうじてこうした問いに答えたいと思います。

記憶には沢山の種類がありますが、その中でも認知記憶(陳述記憶declarative memoryとも呼ばれる)の記銘・貯蔵・想起の各過程を、電気生理学的方法、分子生物学的方法、非侵襲機能画像法(主にfunctional MRI)などを総合的に駆使して解明したいと努力しています。